木造戸建て住宅(当該住戸の外皮の部位の面積等を用いずに外皮性能を評価する方法) のプログラム入力比較
 2017年8月16日更新
 
 今回、一般社団法人住宅性能評価・表示協会から木造戸建住宅の外皮計算で外皮面積を用いないで外皮性能を評価できる外皮計算シートが公開されました。当機関では、架空の一戸建て住宅を元に従来の外皮計算シート(外皮面積を用いる)との外皮性能の比較をして、この新しい外皮計算シートを効率よく利用していただけるようホームページを作成いたしましたので、皆様のご参考にして頂きたいと思います。
 検証の結果は、従来の外皮計算シートより、安全側の値が算出されますが、現在の一般的な住宅の断熱性能では断熱性能等級4程度の値を評価するには十分に利用可能と思います。(ただし、個別の性能により断定は出来ません)、又、窓面積(一部必要)を含めて外皮面積を入力する必要がないので、かなり効率的であると感じました。
但し、断熱性能をぎりぎりで評価したい場合や、外皮性能の値を重視する場合は、従来の外皮計算シートでおこなってください。(本検証は、あくまで個人的な感想ですので、まずはお試し下さい。)

外皮の部位の面積等を用いない外皮性能計算シートの入力例及び作図例
 
 @外皮計算入力例及び作図例ファイル  
 
 ・設計図例
 ・外皮計算シート入力例(外皮面積を用いない)
 ・一次エネルギー消費量計算結果シート(低炭素)
 
 ・参考「【通常版】W戸建てEXCEL2007外皮計算シートver1.3(H28仕様)」による外皮面積で計算した値の比較 従来の外皮計算シート入力例(外皮面積を用いた)
 ・参考外皮計算シート入力例(外皮面積を用いない・開口部のセルを追加したシート)→本外皮計算シートは、オリジナルを当機関にて改造したものであり、外皮計算の比較用に掲載しているものです。
  ※この外皮計算シートは、外皮性能に利用することや公的に使用するものではありません。
  ※外皮性能に利用する事による責任は、当機関は一切の責任を追わないものとします。
  ※当機関が改編しものであるので、一般社団法人住宅性能評価・表示協会には一切責任はありません。
 
 A使用するにあたっての告示による条件の概要(現在確認されている内容)  
 
 ・【建築物省エネ法第30条・第36条に基づく認定に係る技術的審査マニュアル(2017住宅編)】の販売を開始いたしました(一般社団法人住宅性能評価・表示協会) → 外皮面積を用いない外皮計算方法解説が書かれています。2017.08.21
 
 ・適用範囲:一戸建ての住宅で木造の単位住戸に適用する。
 
 ・断熱構造の選択:床断熱構造か基礎断熱構造の選択をすることができる。
 ただし、「断熱構造とする部位がすべて床であることの」の判断において、以下の土間床部分は除くことができる。
    ・玄関、勝手口その他これらに類する部分における土間床部分
    ・断熱措置がとられている浴室下部における土間床部分
 
 ・屋根又は天井の熱貫流率:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の熱貫流率の値とする。
 
 ・壁の熱貫流率:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の熱貫流率の値とする。
 
 ・ドアの熱貫流率:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の熱貫流率の値とする。
 
 ・窓の熱貫流率:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の熱貫流率の値とする。ただし、窓の熱貫流率:2%緩和を利用することができる。
 
 ・床の熱貫流率:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の熱貫流率の値とする。ただし、浴室下部を外皮の部位とする場合において浴室下部は断熱措置がとられていることを条件として除くことができる。(※その他床等の熱貫流率の値とすることができる)
 
 ・玄関等を除く基礎の熱貫流率:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の熱貫流率の値とする。床断熱住戸の外皮の部位において玄関等を除く基礎が存在しない場合は0.0とする。
 
 ・玄関等の基礎の熱貫流率:当該住戸の外皮の部位における玄関等の基礎の熱貫流率の値とする。各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の熱貫流率の値とする。
 
 ・玄関等を除く土間床等の外周部の線熱貫流率:当該住戸の外皮の部位における玄関等を除く土間床等の外周部の線熱貫流率の値とする。各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、線熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の線熱貫流率の値とする。床断熱住戸の外皮の部位において玄関等を除く土間床等の外周部が存在しない場合は0.0とする。
 
玄関等の土間床等の外周部の線熱貫流率:当該住戸の玄関等の土間床等の外周部の線熱貫流率の値とする。各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、線熱貫流率に温度差係数を乗じた値が最も大きい部位の線熱貫流率の値とする。
 
窓の暖房期の日射熱取得:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、垂直面日射熱取得率が最も小さい部位の垂直面日射熱取得率の値とする。ただし、4%緩和を用いることができる。
 
窓の冷房期の日射熱取得率:各部位で複数の異なる仕様を有する場合は、垂直面日射熱取得率が最も大きい部位の垂直面日射熱取得率の値とする。ただし、4%緩和を用いることができる。
 
その他詳細な事柄: (国研)建築研究所 告示 (Ver.02(住宅・住戸の外皮性能の計算プログラムVer.02.01〜))によるほか省エネ法による内容。
 
開口部(窓)の入力について:全ての開口部(窓)を入力する必要はなく、熱貫流率が最大であるもの及び日射熱量の最大最小(冷房期は最大、暖房期は最小)を入力する事で足ります。ただし、2% 4%緩和がある場合は、それら緩和する全ての窓を入力してください。
ちなみに、全ての窓を入力できるシートと比較しても同じ結果となりました。
 
基礎の高さが400mmを超える部分について:当面の間、基礎断熱部及び土間床等の部分の基礎の高さが400mmを超える部分は算入しなくてよい。
吹き抜けの仮想床の面積について:この外皮計算プログラムでは、仮想床の面積は算入してはいけない。但し、一次エネルギー消費量計算プログラムでは算入する事になるので、床面積が外皮計算プログラムと異なった床面積となることがある。
 
 B注意事項
 
・一般社団法人住宅性能評価・表示協会から正式なマニュアルが公開され、新たに使用する条件が整った場合は、その時点以降の条件で使用することになります。
 
・このホームページに記載された内容及びファイル等は外皮計算プログラムの入力例及び作図例です。一般社団法人住宅性能評価・表示協会とは一切関係が有りませんので、一般社団法人住宅性能評価・表示協会に本入力例及び作図例についての問い合わせはしないで下さい。
 
・本計算シートで使用しているのは、【評価協会2】外皮面積を用いない外皮計算シートVer1.0に基づいた入力例です。
 
・計算方法は、建築研究所内のページ「建築物のエネルギー消費性能に関する技術情報」の「4.3技術情報 平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」(http://www.kenken.go.jp/becc/house.html)に示す第3章第2節「外皮性能」の「9.当該住戸の外皮の部位の面積等を用いずに外皮性能を評価する方法」(以下、「建築研究所公開資料」という。)に基づくものです。
 
・本入力例及び作図例に関しては、公的に使用するために公開しているものではなく、入力方法の概要を理解していただくための参考資料として利用するためのものであります。よって、公的に使用する場合は、下記にあるオリジナルのプログラムを使用してください。又、内容については事由のいかんを問わず、損害発生のいかんを問わず一切の責任を追わないものとする。
 
 
 C外皮計算シートのダウンロード(一般社団法人住宅性能評価・表示協会)
 
 ・一般社団法人住宅性能評価・表示協会のオリジナルの外皮計算シートはこちらからダウンロードしてください
 
 
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